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SONY新型センサー

SONYが新型センサーを3つ出しましたね。

その中でも気になったのは有機膜利用の三層分光型のセンサーです。

 

図面を見るとsigmaが出してるfoveonセンサーの様な構造になっている事が分かります。

従来のcmosセンサーはベイヤー配列という方式で1画素で緑、赤、青のいずれかの色しか判断できず周りの画素の情報を得て写真を出力しています。

 

つまり緑担当の画素では、入ってくる青と赤の光を捨てているのです。

 

写真は少しでも光を沢山取り込むために大きな重いレンズを高額で入手するのにベイヤー配列では1/3の光は捨てられています。

 

そんな中、今回の有機膜利用のセンサーは1画素で3色を認識できる様になる為に光を沢山取り込めるだけで無く、従来では最低3画素で1つの色を作っていたのに1画素で1つの色が出せるようになります。

これは高画素化もしくはセンサーの小型化にも貢献します。

 

ベイヤー配列は受光部がフラットだったのに対し有機膜利用は受光部が色により高さが違い、今までに無い収差が出るので補正の技術の蓄積が大変そう。(sigmaのfoveonも苦労したそうで検索すればグリーンゴーストとか出てくる)

 

 

最後に気になる点を1つ

三層の順番ですが軸上収差で検索してもらえれば分かりやすいサイトが沢山ありますが波長的にレンズから1番近くで結像するのは青、次に緑、最後に赤。

なのに積層の順番は緑、青、赤。

青と緑を逆にすると軸上収差が出やすくなるのでは?と思ったり。

 

ベイヤー配列でも緑の画素が多いのは人間の目が緑に敏感だからなのですが、その辺が関係あるのかな?三層も有れば下に行けば行くほど透過率が落ちるから1番クリアな光があるうちに緑のデータを取得しておきたいのかな?

 

弾道ミサイルと巡航ミサイルの違い

弾道ミサイルはロケットの先端に爆弾を積んだもので巡航ミサイルは飛行機に爆弾を積んだものです。

 

ロケットは推進力だけで飛行するのに対し飛行機は速度をつける事により翼に風を当て揚力を発生させ飛行するものです。

 

イメージとすれば

ロケットは大気圏外まで垂直で進み大気圏外になってから平行移動をし、その後また大気圏に再突入し垂直に落下する

飛行機は大気圏内を常に平行移動する

といった感じです。

 

飛行機はホンダなど民間企業でも作る企業はたくさんありますがロケットは実際に飛ばす事ができる国はロシア、アメリカ、日本、中国、フランス、イギリス、インド、イスラエル、イランの9ヵ国だけです。

 

 

 

このようにロケットを飛ばす事自体が難しい訳です落下位置を正確に指定する事はさらに困難です。更に多額の費用がかかります。

これだけを見ると高額で成功確率の低い弾道ミサイルを採用するメリットが無いような見えますが流石にメリットもあります。

 

先程も説明したようにロケットは揚力を使わずに推進力だけで飛行する為に大気圏外になると秒速7.9kmで飛行します。

飛行機は民間機であれば秒速0.3kmほどです。(実際、巡航ミサイルも秒速0.3kmほど)

 

 

圧倒的に弾道ミサイルの方が早いです。

 

そして精度が良くない弾道ミサイルに核を積めば少々ずれても攻撃ができる訳です。

 

 

今まであまり無頓着だったから北朝鮮弾道ミサイルと核を平行で進める意味なんて考えたことも無かったけど別に自然な流れなんだなぁと…

 

 

間違い有れば指摘お願いします

 

 

イラン・イスラム共和国軍とイスラム革命防衛隊の違い

アメリカ領事館に対するデモを行った報復としてイランのナンバー2(ガーセム・ソレイマーニー)を殺害したとニュースになっているがそれほどの重要なポストの人間をデモの報復であっさり殺害するのかと疑問に思ったのでまとめてみました。

 

 

まずイランは現在軍隊を2つ所有しています。

1つはイラン・イスラム共和国軍(以後国軍)これは国防省管轄になっています。

 

もう1つはイスラム革命防衛隊

これは革命防衛隊省の管轄になっています。

今回殺害されたガーセム・ソレイマーニーはこのゴドス部隊の司令官でした。

 

ゴドス部隊とは

国軍もイスラム革命防衛隊もそれぞれが陸軍、海軍、空軍、を保有しており、それに並んだ形でイスラム革命防衛隊は特殊部隊のゴドス部隊があるわけです。

 

 

同じような軍隊が2つある理由はイスラム革命防衛隊はイランの初代最高指導者ルーホッラー・ホメイニーが国軍の平衡力として設立したものです。

 

 

 

イランは最高指導者が行政・司法・立法の三権の上に立ち、国軍の最高司令官をし、イスラーム共和国の諜報機関および治安機関を統轄し宣戦布告の権限までも持っています。

 

 

つまりイランのナンバー1はこの国軍の最高司令官でありイランの最高指導者であるアリー・ハーメネイーなわけです。

 

国軍とイスラム革命防衛隊は平衡として考えてもトップがアリー・ハーメネイー。その下に国軍とイスラム革命防衛隊の各軍(陸軍、海軍…ゴドス部隊…etc)があるのでその数ある軍隊の中の指揮官の1人を殺害したにすぎません。

 

重要なポストである事には違いはないのでしょうがニュースを見ていたら日本で言う副総理を殺害したみたいなニュアンスを感じたのですがそこまででは無さそうです。

 

 

中東は複雑なのでちょっとづつ勉強していこうと思います。

 

間違えていたらご指摘お願いいたします。